正山小種(ラプサンスーチョン)

元祖、桐木産の正山小種(ラプサンスーチョン)

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正山小種(ラプサンスーチョン)

紅茶の発祥とされているお茶で正山小種というお茶があります。
これは福建省武夷市で作られているお茶で、福建語でラプサンスーチョンとも言われています。
紅茶を飲んでいる方は、ラプサンスーチョンの方がなじみやすいかもしれませんね。

ラプサンスーチョンは茶葉を完全発酵させた後に松で燻して完成させるのですが、
日本人からすると、どうも正露丸くさい(≧▽≦)好きな人はこれが癖になるそうですけどね。

この松を燻したにおいと、正露丸のにおいは成分が一致するそうなので、同じようなにおいをするのだそうです。

イギリスではこの匂いがきついほど好まれるそうで、お客さんが来た時には、最初に出すお茶としてよく選ばれるほどです。

そんなラプサンスーチョンですが、いくつか説があります。
一つはよくいろいろな本にも載っているのですが、正山というのは武夷山のことで、
そこで取れた茶葉を竜眼で燻したものが始まりでしたが、竜眼はなかなか手に入らないので、
香りの近い松で燻すと似たようなものができ、次第にそれが出回ったというものです。
ちなみに、偽物が多く出回ったので、武夷山で取れた茶葉で作ったものを「正山」と呼ぶのに対し、
武夷山以外で取れた茶葉で作ったものは「外山」と呼んでいるとか。

もう一つは、武夷山市の星村にある桐木という場所から生まれたという説で、
これは明から清の時代に移る時の戦争時代でのことです。

その頃、桐木では緑茶が作られていたのですが、清軍が南京を責める際に
桐木は通過点として重要な位置だったため、戦争でたくさんの茶畑が踏みつぶされました。
戦争が終わり、茶畑には踏みつぶされたことで、酸化して黒くなった茶葉が残っていたのですが、
このままではお茶として使えず、苦肉の策に、これらの茶葉を松で燻したものを
オランダの商人に売り、ヨーロッパにわたりました。

これがヨーロッパでは大ヒット!その品種が「小種」という品種だったので、
当時は「星村小種」と呼ばれていたそうですが、偽物が多数出回ったので、
桐木で取れたものを「正山」、それ以外を「外山」とした、というものです。

今までは前者の話が多く出回っていたんですが、最近は後者の方が有力みたいですよ?

欧米ではブラックティーと呼ぶのも、このような黒い茶葉から来てるんですね。
ちなみに日本では、お茶の水色が赤いので、「紅茶」と呼びますね。

前置きは長くなりましたが、この桐木産のラプサンスーチョン、飲んでみました。
茶葉の香りは確かに正露丸のような燻煙香。

一般に売られているやつはスモーキーすぎて、喉の奥までスモーキーなのですが、
桐木産を飲んでみると、そのにおいはあくまで表面だけで、
飲んでみると確かな紅茶の味がしました。日本人が飲んでも美味しいと思います。

ヨーロッパではもっとスモーキーなのが好まれており、フランスのLADUREE(ラジュレ)という有名な紅茶屋さんに置いてあるラプサンスーチョンは、さらに何かの香りをつけたようなにおいがしました。

でも、そういうのが好まれる理由はやはり食文化にあると思います。
濃厚なバターを使ったお菓子なんかにはこういうのが合うんですね!
そういうのを食べながらラプサンスーチョンを飲むと、このスモーキーな香りがくせになります。

食べ物の相性って大事ですね。

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